介護サービスを介護保険を使って受けるためには、市町村の介護認定をうけなければならない。
まずは地域包括支援センターに連絡し、相談をする。
「最近、父がこんなようすで・・・会って欲しいんですけど」
すると、介護認定をうけるために、申請をしてください、と言われる。
本人が介護認定の申請にいくのは、まずありえないので、姉が申請書を提出。
1週間ほど経過。
地域包括支援センターの人と、
介護サービスを受ける可能性のある、病院に併設している訪問介護事業所にいるケアマネさんが、
自宅までやってきてくれることになった。
普段なら、掃除など、ほぼすることのない父が、
「市役所の人が来るよ」
という姉の言葉をきき、前日からお皿をあらって、台所の掃除をしていた。
そして、一生懸命、いろんなことを覚えようとしていたそうだ。
その父の様子をみて、姉は「なんか、かわいそうやった」と言った。
私も、その様子が目に浮かび、つらくなった。
当日、若干緊張気味の父と、姉が一緒に面談を受けた。
市役所の人からの質問に対し、流ちょうにぺらぺらと回答していたそうだ。
しかし・・・
内容はというと、自分が卒業した大学名はまちがっていたり、
生い立ちも変わっていた=事実と違っていたそうだ。
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